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遺伝子分析科学認定士を取得しました!(医学検査学科/2名)

左:佐藤 圭さん、右:平松尚子さん(医学検査学科 3年生)

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、PCR検査という言葉が連日報道され、今では一般の方々でも知っている言葉となりました。PCR検査とは、遺伝子検査の代表的な検査であり、このPCR検査を適正に実施・運用していくことが、感染制御の観点からも重要です。その検査の担い手が、まさしく臨床検査技師です。遺伝子検査に関する認定資格である本資格に、本学初のチャレンジで医学検査学科3年生の2名が初の合格者となりました。

【合格者インタビュー】

Q.受験のきっかけは?(平松さん)

A.私がこの試験を受けようと思った理由は、遺伝子検査学の授業を受けてこの分野に興味を持ったからです。学生でも受けられる試験と聞き、自分の力試しとしても挑戦してみたいという思いが強くあったため、志願しました。今まであまり勉強をする習慣がなかったのですが、受験勉強を始めてからは習慣化するようになりました。遺伝子検査についての知識を深めるだけでなく、国家試験に向けて勉強のモチベーションを上げるという意味でも良いきっかけとなりました。

Q.試験を受けてみての感想(佐藤さん)

A.この認定資格取得に向けて、積極的に学習に取り組み、授業や課題と両立しながら充実した日々を過ごすことができました。出題形式は筆記試験、動画試験、実技試験の3種類でした。特に動画試験は、学生で臨床経験が無いため、関連する機器、手技や検査に関する工程をイメージすることに苦労しました。また筆記試験は、遺伝子領域だけでなく、臨床検査全般から問われることもありました。遺伝子の専門的な学習と併行して、臨床検査技師国家試験に向けた学習を、3年生に進級する前から行い、学習習慣や基礎知識を定着することができました。遺伝子検査といっても幅広く、日々絶えず進歩していると感じています。資格取得をゴールにすることなく、学んだ内容を更新していかなければならないと実感しています。今後は、この資格を通して習得した知識を活かして、臨床現場でも様々なことに挑戦していきたいです。

<指導教員より>

この認定資格は、受験者の多くは現場で働いている臨床検査技師ですが、学生でもチャレンジできる数少ない認定資格です。感染症だけでなく、がんゲノム医療の進歩に伴い、遺伝子染色体検査領域に対する知識・技術の要求は高まっています。日々の勉学に加え、認定資格の取得にチャレンジすることは簡単ではありません。どんな分野でも良いので、自分の興味をもった分野があれば、それに対してモチベーションを高く持ち、勉強に励んで欲しいと思います。合格した2人は、今後の大きな自信になったことと思います。今後の活躍を期待します。

【遺伝子分析科学認定士とは】

◎認定機関

 公益社団法人日本臨床検査同学院

◎目的

 遺伝子分析科学または遺伝子関連検査に関与する者の学識及び技術の向上と検査の標準化を図り、また一般の人々における遺伝子関連検査に関する正しい知識を啓発し、もってわが国の遺伝子関連検査に基づく良質な医療の発展・普及に寄与すること。

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