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【県内初】診療放射線技師を目指す
医学放射線学科3年制

医師の診断・治療には
不可欠な役割

教育理念

患者さんの役に立ちたいという気持ちを心に秘め、診療放射線技師に求められる技術、知識の探求を怠らない人材を育成する。

教育目的

医療行為として人体に放射線を照射する上で、放射線の物理特性や医療機器の特性の理解、照射する放射線量の最適化、人体への作用・影響の熟知、患者心理の対応等に関する知識を十分に備えた人材を育成する。

教育目標

  1. 1専門職業人としての高い専門知識を有する。
  2. 2医療人として患者さん最優先で物事を考えることができる。
  3. 3人として豊かな人間性を有する。
  4. 4病院職員の一員として、他職種のスタッフと連携がとれる。

活躍の場

豊富な就職先

本校医学放射線学科は、静岡県で唯一の診療放射線技師養成施設として令和4年に2期生を輩出しました。現在の就職先は静岡県内の中核病院が主ですが、近隣県の大学病院にも就職しています。静岡県内だけでなく他県からの求人もあり、本学科への期待が寄せられています。

主な就職先

聖隷浜松病院/静岡市立静岡病院/静岡市立清水病院/市立御前崎総合病院/榛原総合病院/甲賀病院/静岡徳洲会病院/富士病院/伊東市民病院/山梨大学医学部附属病院

取得できる資格

学びのポイント

  1. 1医療技術部門全般について学べる。
  2. 2学生個人に合わせた指導を実施。
  3. 3造影検査に必要な下部消化管カテーテル挿入抜針の実習も行える。

カリキュラム

1年次…医療職としての基礎知識を学ぶ

診療放射線技師となるために必要な基礎作りを行います。また、一般教養や社会性を養います。

2年次…放射線技術学の専門知識を学ぶ

エックス線撮影から放射線治療まで、診療放射線技師の業務範囲は多岐にわたります。

3年次…臨床実習で「放射線技術学」を学ぶ

専門知識の定着と技術の向上はもちろん、専門職者として患者さんへの適切な対応も身につけます。
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主な実習先

十全記念病院/浜松赤十字病院/磐田市立総合病院/榛原総合病院/藤枝平成記念病院/浜松医科大学部附属病院/聖隷浜松病院/聖隷三方原病院

こんなところが魅力

PET-CT

PET検査は、がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、全身を撮影します。従来のレントゲン(X線)やCT、MRIなどの検査と違いPET検査は細胞の性質を調べてがんを探し出す検査です。

マンモグラフィー

乳がんを診断するため、乳房をレントゲン撮影する検査です。乳房を装置に挟んで圧迫して撮影することで、乳房の中を細かく調べることができます。触っただけでは見つからないような小さながんも見つけられ、早期発見に有効な手段です。

MRI

体内の磁気に対する共鳴作用を利用して、体のいろいろな部分を縦、横、斜めなどあらゆる角度から画像としてうつしだして体内の様子を調べる検査で、全身の精密検査に利用されています。MRIでは、血管の状態も観察することができ、X線ではできない骨に囲まれた脳や脊髄なども写し出せます。

放射線治療

放射線は、細胞が分裂してふえるときに必要な遺伝子に作用して、細胞が新しい細胞に置き換わるときに脱落する仕組みを促すことで、がん細胞を消滅させたり、少なくしたりします。放射線治療方はこのような作用を利用してがんを治療します。

血管造影検査

血管造影検査とは、血管の中にカテーテルという管を挿入し、その先端から直接血管内にX線を透過しにくい薬剤である造影剤を注入してX線撮影を行います。得られた画像により血管性病変、腫瘍などの診断をする検査法です。通常血管内はX線では写らないため、その中に造影剤を注入して血管の形態や血流状態を連続的に撮影することにより、動脈や静脈に起因する病変を診断します。血管の病気に対しては必要不可欠な検査であるのはもちろん、腫瘍などに対する手術適応や手術方法の決定の際にも重要な検査になります。

医学放射線実習室

CT/MRI撮影室

放科実習室

X線/X線TV撮影室

ここにも注目

十全記念病院のDr.と放射線部がバックアップ

今までは静岡県内には診療放射線技師養成校がなく、県外の学校で資格を取得しなければなりませんでした。

本学科が開設されることにより、経済的な理由などにより県外の学校に進学できなかった学生にも、診療放射線技師への道が開かれることになります。

また十全記念病院の谷口医師をはじめとする現役のドクターが指導にあたるなど、グループ全体でバックアップします。

十全記念病院のDr.と放射線部がバックアップ|イメージ
医学放射線学科 顧問医学博士 谷口 充

メッセージ

アドバイザー 井田 義宏/学科長代理 伊藤 光代

人間性豊かな医療人を育てていきたいと思っています

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本学科は、静岡県で唯一の診療放射線技師養成機関として平成30年に開設されました。現在の医療において、病気の予防・早期発見に検診が重要な役割を果たしています。近年、病気の診断に画像による正確な情報が欠かせないものになってきています。また、がんに対し手術せずに効果のある放射線治療の需要が増えています。これら医療の各分野に、診療放射線技師は携わっています。詳細については当ホームページなどを参照していただき、未来を担う診療放射線技師を目指しましょう。本学科では診療放射線技師の養成はもちろん、日進月歩の医療技術への対応力や人間性豊かな医療人を育てていきたいと思っています。

医学放射線学科 1期生(在校生)

山下 広輔

専門的な知識を身につけるため日夜奮闘しています

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診療放射線技師を目指し、国家試験に向けて日々勉強をしています。医療系の知識に加え、工学系、放射線に関する知識を身につけるため日夜奮闘しています。当学科では国家試験の勉強のみならず、放射線の知識を深めるために、放射線取扱主任者などの資格取得の勉強も積極的に行っていることが特徴です。専門的な勉強は非常に難しく自分で解決できないことが多々ありますが、臨床経験豊富な先生や工学系専門の先生、放射線全般に造詣が深い先生に助けられ、少しずつですが着実に知識を身につけることが出来ています。更に努力し国家試験に合格できるよう、また専門職として確かな知識と技術が身につけられるように全力を尽くしたいです。

医学放射線学科紹介ムービー

● 大学校長が伝える魅力

医療現場で放射線を扱えるのは、医師以外では診療放射線技師だけです。診療放射線技師は、放射線、磁場・電磁波、超音波を用い、画像診断の基となる体内の情報を画像化する仕事を主にしています。また、がんに対する放射線治療にも携わっています。とても専門性の高い職種で、医療の進歩に伴い放射線の応用が高まり、その役割は重要になっています。医学放射線学科の国家試験の合格率は高く、チーム医療を学ぶ環境が整備されていることも魅力です。

● さらに広がるフィールド

診療放射線技師は、多くの画像診断装置が導入されている大規模病院から専門的な検査を行うクリニックおよび健診センターまで幅広い医療現場で活躍しています。病院以外では、画像診断機器などを販売する医療機器メーカーや放射線に関する研究機関の場合もあります。高い専門性が求められる仕事で、静岡県内のみならず診療放射線技師のニーズが広がっています。

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